PRISM - PRISM

こんにちは。Renaissance です。

Michael Schenker Fest が夏に来日が決定したということでテンション上がっておりますが、嬉しいけど来すぎるとありがたみ薄くならないかな?という複雑な気持ちです。。

ということで今回は全く関係ない日本のフュージョンバンド、PRISMです。

 

PRISM - PRISM 

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アルバムの基本情報

録音:1977 4〜5月

発売:1977

 

 

メンバー

 

和田アキラ (Electric Guitar)

森園勝敏 (Electric Guitar)

渡部建 (Electric Bass)

伊藤幸毅 (Key)

久米大作 (Key)

鈴木"RICA"徹 (Drums)

 

 

曲目

 

1.Morning Light

2.Crcling

3.Dancing Moon

4.Love Me

5.Viking

6.Tornado

7.Prism

 

コメント

 

当時20歳の和田アキラを中心に結成された日本が誇る名フュージョンバンドの1stアルバムです。他のメンバーも同年代という構成ですが若さを感じないどっしりとした演奏で曲の完成度もとても高いです。

 

あまりこのあたりは聞いていませんが、日本の70年台クロスオーバーはこのアルバム抜きでは語れないと言われているほどのマストアルバムとなっています

僕がこのアルバムを手に取ったきっかけは元四人囃子森園勝敏が参加しているということなんですが、全員の演奏技術がとても高くて、他のメンバー個々の作品も聞いてみたい!と思わせてくれました。

 

アルバムの構成がA面B面でテイストが変わるというコンセプチュアルなものとなっているのもプログレッシャーにはプラスポイントです。

1曲目Morning Lightから3曲目Dancing Moonまではど真ん中のフュージョンという感じで、ラリーカールトンなんかに通じるような優しくさわやかな曲たちになってますが、4曲目 Love Meから7曲目のPrismまではギターが弾きまくっているテクニカルなハードロックとも捉えられるフュージョンとなっています。

是非聞いてみてください。

REO Speedwagon - R.E.O./T.W.O. (1972)

こんにちは!ゆうだいです。

 

最近風強いし寒いなぁって思ってたんだけど今日は特に寒くて家どころか部屋からも出れない。

こんな中仕事行ってる方や学校に行ってる人は凄いなぁと感心しながら部屋でぬくぬくしてます(ニート)

 

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アルバム基本情報

発売年:1972

プロデューサー:Paul Leka, Billy Rose II

 

メンバー

Kevin Cronin (lead vocals, rhythm guitar)
Gary Richrath (lead guitar)
Neal Doughty (keyboards)
Gregg Philbin (bass, backing vocals)
Alan Gratzer (drums, backing vocals)

 

曲目

1.Let Me Ride (6:00)

2.How The Story Goes (3:35)

3.Little Queenie (6:39)

4.Being Kind (Can Hurt Someone Sometimes) (6:08)

5. Music Man (4:35)

6.Like You Do (5:57)

7.Flash Tan Queen (4:21)

8. Golden Country (6:33)

計44分

 

解説とコメント

色々な年代の音楽を聴く方や、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいる方は知っているであろうREO Speedwagon。1967年に結成した彼らのデビュー2作目にあたるのがこのアルバム。REOと言えば80年代にいくつもヒットを飛ばしたり、ライブには定評のあるバンドだったが、その歴史は長くデビューは1971年から活動している。年間300本ものライブをこなし、小さなライブハウスから学校まで様々な場所で地道に活動をしていた。ブレイクするまでは「アメリカで最も売れていないが、長続きしているバンド」と評されるほど、セールス面には恵まれていなかった。そんな鳴かず飛ばずな70年代のREOのかっこよさを伝えたい。

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この2ndアルバムは純粋でストレートなアメリカンロックで結構わかりやすいように感じる。何故売れなかったのか考えたら、いまいち捻りがないとかプロデュースの問題とかそんなところじゃないかなーと思う。それほどまでに完成度の高い音楽をやっている。

中でもゲイリーリッチラスのギターソロが特徴的なんだが、どうやらリッチラスが主導権を握ってアルバムを作成してたかららしい。縦横無尽に駆け巡るリッチラスのギターソロがかっこよくて、超気持ちいいぜこりゃ……ははは…………ってなっちゃう。

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ギターソロももちろんいいのだけれど他のアルバムに比べオルガン(キーボード)も結構前面に出てくるのも特徴の1つ。Deep Purpleほど圧巻の絡みが聴けるわけではないけど、ギターソロとオルガンソロの比率も6:4ぐらいなものでバランスが良い。

とは言ってもやはり聴く際にはリッチラスのギターソロの素晴らしさに注目して聴いてほしい。ギターが好きで特にソロが好きでまだこのアルバムを聴いたことがないって人は聴いてみてほしい。きっと気に入ってもらえるんじゃないかと思う。

ストレートなアメリカンロックではあるけど、明るすぎず、少しサイケ的なニオイもしなくもない(どっちだよ)

 

オススメ

いきなり気持ちのいいギターソロが聴ける1、アメリカンなブギロックンロールでノリノリChuck Berryのカバーである3、程よい疾走感とギターの音が気持ちいい6、そしてREO史上最も完成度の高い楽曲と言える8がオススメ。特に8曲目”Golden Country”のギターソロ、ニヤニヤせずにはいられない圧巻のプレイを是非聴いてほしい!

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Little Queenieで歌われてるフレーズを聴くと、Chuck Berryのカバーなんだけど、QueenのNow I’m Hereのアウトロを思い出す…………そのうちこの曲が入ってるSheer Heart Attackも記事に書こ〜

 

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Arturo Toscanini / NBC Symphony Orchestra - Beethoven Symphony No.7, Op.92

こんにちは、ルネことRenaissanceです。

初の記事ですが、初ジャンル、そして初めて聞く曲の感想です。。

 

Arturo Toscanini / NBC Symphony Orchestra - Beethoven The 9 Symphonies

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アルバムの基本情報

発売日:1998年1月1日

録音:1949~1953年

 

曲目

ベートーベンの交響曲全集アルバムですが、今回レビューするのは7番のみなので、他は割愛させていただきます。

 

第一楽章 Poco Sostenuto-Vivace (11:06)

第二楽章 Allegretto (8:00)

第三楽章 Presto, assai meno presto (6:58)

第四楽章 Allegro con brio (6:47)

 

コメント

ベートーベンの交響曲第7番は、ベートーベンが作曲した7番目の交響曲です。ベートーベンが41歳の時の作品です。

交響曲第6番「田園」から今作までに3年間の時間を要しています。

その間、戦争や体調の悪化で生活は苦しくなり、さらに恋人との関係も終わってしまいます。

その後、保養地で友人に囲まれてなんとか立ち直り、作曲されたのがこの曲です。

 

ですがこの曲は全体的にエネルギッシュで熱い、希望に満ち溢れた作品になっています。

そしてこの曲は「リズム」にフォーカスがあてられているので、疾走感もあり、「頭を振れる」曲なので、私のような初心者の方にもおすすめです。

 

第九を聞いた時にも思いましたが、ベートーベンの曲は展開が早くわかりやすいので、全くだれないという印象があります。

クラシック初心者の私は、インパクトのある楽章しかよく覚えていない。。ということがよくあるのですが、作業BGMににしていても、ふと手が止まってしまうような瞬間があり、やはり歴史的に評価されているということを体感します。

 

とっても聞きやすくバランスがいい曲の上、演奏時間も40分ほどなので、背伸びすることなく聞くことのできるクラシックだと思います。

拙い文章でしたが、新たな音楽との出会いのきっかけになればと思います。

では。

Queen - A Night At The Opera (1975)

どうも、ゆうだいです。よろしくお願いします〜

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アルバム基本情報

発売年:1975年

プロデューサー:ロイトーマスベイガー

全英1位、全米4位

 

メンバー

Freddie Mercury (lead vocals, backing vocals, piano)

Brian May (electric guitar, backing vocals, acoustic guitar, lead vocals, koto, harp, ukulele)

Roger Taylor (drums, backing vocals, percussion, lead vocals, electric guitar)

John Deacon (bass guitar, electric piano, double bass)

 

曲目

1.Death On two Legs (3:43)

2.Lazing On A Sunday Afternoon (1:07)

3.I'm In Love With My Car (3:05)

4.You're My Best Friend (2:52)

5.'39 (3:31)

6.Sweet Lady (4:04)

7.Seaside Rendezvous (2:20)

8.The Prophet's Song (8:21)

9.Love Of My Life (3:39)

10.Good Company (3:23)

11.Bohemian Rhapsody (5:55)

12.God Save The Queen (1:15)

 

解説とコメント

それまでのQueenが模索してきた音楽性が確立した通算4作目にあたるアルバム。

メンバーのソングライティング力も光り、バラエティに富んだ楽曲が並んでいるにもかかわらず、アルバムとしての流れや一貫性を失っていないという点が名盤とされている理由の1つだと思う。当時フレディは、「1曲で成立する歌を中心に作りたかった」と語ってはいるが、それでも全体の流れの良さからQueenの作り出す世界に引き込まれずにはいられない。

時代故のプログレッシブな雰囲気も感じさせながら、ハードな面もある。それを流麗なピアノでまろやかでポップな音に変化させ、Queenの特徴ともいえる多重録音の重厚なコーラスで豪華に仕上げる。名バラードLove Of My Lifeや不朽の名曲Bohemian Rhapsodyでのリリカルでクラシカルなピアノサウンドが、重くなりすぎずキャッチーに聴かせる要因の一つとも思える。

当時のQueenは借金も多く、このアルバムが成功しなければ解散するしかなかった。言わばメンバーにとっては大勝負のアルバムだった。

 

名曲「Bohemian Rhapsody

特筆すべきは 6分半に及ぶ大曲"Bohemian Rhapsody"だろう。この曲は同じ年に出た10㏄のThe Original Soundtrackというアルバムに収録されているUne Nuit A Paris(パリの一夜)という曲を参考に創ったとメンバーは語る。バラード、オペラ、ハードロック、バラードというジャンルの流れで1曲が構成されているが、1曲とは思えないほどの楽曲の変化が面白い。曲中にまるで違う音楽に変化を遂げるにもかかわらず、1つの曲として崩れていないという点がこの楽曲の最も魅力的な部分だろう。ロックにオペラを融合させるという発想とそれを可能にする技量の高さ、演奏技術の高さこそが、Queenの素晴しさだと思っている。

シングルカットの際長すぎるとレコード会社に咎められたが、フレディが「永遠に残るか、消滅するかだ」と言って押し切った。その時ケニーレヴィットが曲を気に入りコピーを盗み、週に14回もラジオで流した。これが話題になり、シングルは本国の全英シングルチャートでは9週連続1位を獲得した

またミュージックビデオも話題になった。それまでの概念とは違い"魅せる"為の映像が撮られるようになったのはこの曲からだと言われている。

僕は初めて母にこのpvをみせられたとき、ぶっちゃけ超キモいと思った。知ってるフレディはGreatest Hitsのジャケットの見た目だったからね。

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 2002年には英国で20世紀最高の曲に選ばれた。僕もこの曲は最高の曲だと思っている。好き嫌いの観点は抜きに、QueenBohemian RhapsodyLed ZeppelinのStairway to Heaven、EaglesHotel Californiaがこの世で最も完成度の高い曲だと思ってる。

 

まあ一番好きなのはブライアンがリードボーカルを取っている'39なんだけどね~

フリートウッド・マック『タンゴ・イン・ザ・ナイト』  Fleetwood Mac - Tango In The Night (1987)

初めまして。「ディシプリン」メンバーのビリーです。

 

当ブログでは、「ディシプリン」と名乗るグループがそれぞれアルバム等音楽についてつらつらと「感じるままに」想いを綴っていきます。

 

記事の内容はあくまでメンバー個人の解釈となります。温かい目で見守っていただければ幸いです。

 

それでは、本題に入りたいと思います。

 

フリートウッド・マック『タンゴ・イン・ザ・ナイト』 Fleetwood Mac -  Tango In The Night

 

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アルバム基本情報

発売年:1987年

プロデューサー:リンジー・バッキンガム、リチャード・ダシュト

全米7位、全英1位

 

曲目

1. Big Love (3:37)

2. Seven Wonders (3:38)

3. Everywhere (3:48)

4. Caroline (3:50)

5. Tango In The Night (3:56)

6. Mystified (3:08)

7. Little Lies (3:40)

8. Family Man (4:08)

9. Welcome To The Room... Sara (3:37)

10. Isn't It Midnight (4:06)

11. When I See You Again (3:49)

12. You And I, Part II (2:40)

 

ビリーのコメント

去年新たにリマスターされたこのアルバム、メンバーはリンジー・バッキンガムスティーヴィー・ニックス、クリスティーン・マクヴィー、ジョン・マクヴィー、ミック・フリートウッドの、いわゆる「黄金期」の5人。前作『ミラージュ』から5年の歳月がたち、リンジー、スティーヴィー、クリスティーンはソロで成功していた彼ら。ジョン・マクヴィーに至っては音楽業界から半引退状態でした。そんな5人が集まった最後のアルバムがこれ。その完成度の高さに、ファンはこう呼びます。

フリートウッド・マックのアビー・ロード」

ファンの一人として、確かにと思います。しかし、このアルバム、当初はリンジーのソロプロジェクトとして始まっていたのです!そのため、リンジーのソロアルバムでも頻繁に使われるフェアライトというサンプラーが前面に出ており、エキゾチックでキラキラ輝く南国の海を思わせるようなサウンドです。

もちろん、ほかのメンバーの貢献も大きなものがあります。特にクリスティーン・マクヴィーは、アルバムからの最大シングルヒット、「Little Lies」を当時の夫と共作、リードボーカルもとっています。ビルボードHot 100で最高4位まで昇りつめました。

曲はこちら↓

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しかしこのアルバム、どこか影のようなものを感じるのです。上に挙げた曲もそうですが、個人的に一番気に入っているのが、プロデューサーとしてもアルバムを主導したリンジー・バッキンガムとクリスティーン・マクヴィーの共作による、「You And I, Part II」という曲です。

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アルバムの最後に収録された曲。キラキラと明るいシンセ音が鳴っていますが、どこか影を感じませんか?

この曲、歌詞がダブルにもトリプルにも解釈できる意味深な曲なのです。文字通り受け取るなら恋人二人の夜のラブソング。しかし多くのファンは、この曲をリンジーによるバンドへの三行半ととらえています。

「Hoping tomorrow will never come / for you and I

(明日が訪れませんように / 君と僕に)」

この部分、リンジーがもう「君たちとは仕事したくないよ」というのを遠回しに言っているといわれています(事実リンジーはこのアルバムを最後に一度脱退します)。夜の甘いラブソングの言い回しで、実は恨み節だったとしたら、輝く海面のような音が少しダークに聞こえませんか。夜の水面のような。そしてそこでは、エキゾチックなタンゴが響いている…そんな情景も浮かんできます。

 

個人的にフリートウッド・マック全キャリアの中で一番好きなアルバムです。明るさのなかの暗さ、そんなところに惹かれます。しかし、どの曲もポップで聴きやすいです。リマスターもされたのでこの機会にぜひ、独特の世界観を味わってみてはいかがでしょうか。

 

今回は以上です。最後まで読んでくださった方ありがとうございます。またお会いしましょう。